脂質異常症(高脂血症)の診断

脂質異常症は、血液の中に余分な脂質が多くなってきている状態を言います。
いわゆる血液がどろどろになってしまうというもので、以前は高脂血症と呼ばれていました。
このため血管が詰まりやすい状態になっているという病気なのです。
これだけでは自覚症状があまりないため、放置していると大きな病気につながってしまいやすいことから、
健康診断などで疑いのある場合は、きちんと医師の診断を受けておく必要があります。

ただし近年、一口にコレステロールと言っても、その中には善玉と悪玉があるということがわかってきました。
いわゆる悪玉と呼ばれているのがLDLコレステロールというものです。
そして、善玉と呼ばれているのがHDLコレステロールというものになります。
悪玉コレステロールも善玉コレステロールも、どちらもコレステロールなのですが、
悪玉は血管に付着してゆき、善玉は血管に付着しているコレステロールを取り去る効果があるのです。

悪玉が多すぎると、動脈硬化を起こしやすくなるのですが、善玉が少なすぎることでも、やはり動脈硬化を起こしやすくなります。
そのため、コレステロールの総量だけを基準としていた高脂血症の基準を改めて、新しい診断基準が作られることになりました。
そして今まで高脂血症と呼んでいたものを、改めて脂質異常症と呼ぶことになったのです。

その新しい診断基準となっているのが、空腹時の採血で調べる血液中に含まれるコレステロールの質とそれぞれの量です。
食事をするとその食事に含まれるコレステロールが吸収されて血液に入ってしまうので、
余分な脂質を量るためには、空腹時の血液に含まれるコレステロールを量る必要があります。

この悪玉の量が140mg/dl以上あると、高LDLコレステロール血症とすると定められました。
そして善玉の量が40mg/dl未満の場合、低HDLコレステロール血症とすることになりました。
中性脂肪が150mg/dl以上の場合にも高トリグリセライド血症という脂質異常症にあたります。

いずれもタイプの違う脂質異常になりますので、その人に合わせた対処が必要になります。

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