最近よく耳にする「ロコモ」の解説

健康に対する人々の意識が高くなっていく現代社会においては、それにまつわる言葉も次々と誕生しています。ロコモもそのひとつですが、この言葉の意味をしっかりと理解している人は少ないかもしれません。

ロコモと言う言葉は、2007年、どの国も未だ経験したことがないような超高齢化社会を迎えようとしている日本の未来を見据えた日本整形外科学会によって提唱された概念を示す言葉です。

どんな意味がそこにはあるのかと言うと、これは正式にはロコモティブシンドロームと言う言葉で、日本語に訳すると運動器症候群となります。この言葉が指しているのは、筋肉や骨、関節、軟骨、椎間板と言った運動器のいずれか、またはその複数に障害が発生し、立つ、座る、歩く、走ると言った機能が低下している状態です。加齢によってこうした運動器の機能が少しずつ低下していくのは、ある程度までは仕方のないことです。しかしそれが過度になると、自分の足で立つ、歩くと言った基本的な動作すら難しくなってしまいます。

するとそれによって社会参加が制限されてしまい、またそのことで本人の意欲の低下が招かれる恐れもあります。そしてそれがより運動機能の低下につながり、やがては要介護状態を招くと言うことも考えられます。現に平成25年度の国による調査では、要支援、要介護状態になった要因の第一位は運動器の障害となっています。それだけ運動器の障害、機能低下と言うのは、その人の健康を損ねる大きな要因とも言えるのです。日本は先進国の中でもトップクラスの長寿国です。

しかしより良い生活、人生を求めるのであれば、年齢を重ねてからも自分の足で立ったり、歩いたりして、自分の好きなように体を動かすことが必要であるため、このロコモを予防することは非常に重要なことに位置付けられています。人間の筋肉、骨のピークは20代から30代だと言われています。ですからこの時期に、適度な運動習慣を持ってこれらに負荷を与え、これら鍛えるようにしておくと、ロコモ予防には効果的だと言われています。ただしそれ以降の年代の人でも、こまめに体を動かす習慣を持つようにしてロコモを少しでも遠ざけることが必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>